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徳島県

取材日 :2016年11月頃から2017年5月頃まで

● BUAISOU

〒771-1347 徳島県板野郡上板町高瀬

連絡はHPから

 

【対談・考察】

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🍎林檎

+act 2017年7月号掲載 【BUAISOUの藍に魅せられて】

~Go!Go!JAPAN BLUE!!~

皆様

徳島県の表紙の写真(P288)には、春馬さんと同年代の男性4人のBUAISOUの方々が。

その後ろには、彼らが作成した藍染の暖簾が。

そのデザインは、三頭の象の顔が描かれています。何故でしょう?

「アジアの聖地から」三つの頭を持つ巨大な象―エラワン・ミュージアム(タイ)という記事を検索すると、エラワンとは、神様の乗り物(象)で、三つの方向を見ているという。

その建物の中は、美しいステンドグラスで出来ていて、最上階が最も神聖な天上界を表す、とっても美しいブルーの本堂がある。関係あるのかなあ?

どなたかわかる方はいませんか?

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さて、関連URLにあげた、音楽メディアの編集長・照沼健太さんの記事より〈NYおうちスタイル ROOMIE〉の中に、渡邊さんが、とにかく青色が好きで青色を作りたい。

そして、農業や藍の発酵過程にもの凄く興味があった。

〝どちらかというと、畑ありきで染め物をしているようなものだ〟とお話しされている。

2012年に地域おこし協力隊として活動し始めたのがきっかけ。

★静岡県のまちおこしを思い出しました。

また、NYの人々は、ストーリーのあるモノづくりを大事にしていて、そのことに対するリスペクトがあって、昔の日本人みたいな感じとのこと。

確かに、今の日本人はモノづくりに対するリスペクトの気持ちを忘れているかもしれませんね。私も、春馬さんの『日本製』を読んで思い出しましたから。

NYのブルックリンのスタジオをもつことになったのは、2014年に声をかけられたから。

その時のプレゼンテーション動画も載っています。

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さて、BUAISOUの藍に春馬さんが魅せられたというわけが、多方面から感じ取れますね。

①農業というフレーズ

② 何にも縛られずに、フリーダムに自分たちのやりたいことを一からやりたいようにやっている。

③ 「だから、新しいことへの挑戦も海外進出も、自然体でやれてしまうんだと思います。」という春馬さんの言葉。

④ 自分たちの生きる場所を自分たちの手で作っているライフスタイルにこそ、BUAISOUの魅力がある。

⑤元は牛舎だったところを自分たちで作り直したというあの工房はまさに彼らの城。

*************

春馬さんの-column-の中には、春馬さんの羨望の気持ちがギュッと詰め込まれているように感じました。春馬さんは、気の置けない仲間たちと一緒に事務所を作って、時に演技論をかわしたりしながら、血の通った産業としての最高のエンタメを作り上げて行きたかったのでしょうね。

映画「天外者」の小道具に、BUAISOUさんの作品を提案し、映画製作自体にも沢山関わり、座長だから出来る最大限の貢献をして、「監督!あの時は本当に頑張ったんです。」と流した涙。あの時の春馬さんは、2019年の超過酷なスケジュールをほぼ終えて、本当にお疲れだったと思います。ほっとしたのかも知れませんね。

田中監督や私達は、後からその時の感情を知ることになるのですが。

**********

ということで、今回の徳島県の記事の中にも、春馬さんの気持ちが存分に込められていると感じることが出来ました。

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エラワンミュージアムの

エラワン像

さて、BUAISOUの藍に春馬さんが魅せられたというわけが、多方面から感じ取れますね。

①農業というフレーズ

② 何にも縛られずに、フリーダムに自分たちのやりたいことを一からやりたいようにやっている。

③ 「だから、新しいことへの挑戦も海外進出も、自然体でやれてしまうんだと思います。」という春馬さんの言葉。

④ 自分たちの生きる場所を自分たちの手で作っているライフスタイルにこそ、BUAISOUの魅力がある。

⑤元は牛舎だったところを自分たちで作り直したというあの工房はまさに彼らの城。

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春馬さんの-column-の中には、春馬さんの羨望の気持ちがギュッと詰め込まれているように感じました。春馬さんは、気の置けない仲間たちと一緒に事務所を作って、時に演技論をかわしたりしながら、血の通った産業としての最高のエンタメを作り上げて行きたかったのでしょうね。

映画「天外者」の小道具に、BUAISOUさんの作品を提案し、映画製作自体にも沢山関わり、座長だから出来る最大限の貢献をして、「監督!あの時は本当に頑張ったんです。」と流した涙。あの時の春馬さんは、2019年の超過酷なスケジュールをほぼ終えて、本当にお疲れだったと思います。ほっとしたのかも知れませんね。

田中監督や私達は、後からその時の感情を知ることになるのですが。

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ということで、今回の徳島県の記事の中にも、春馬さんの気持ちが存分に込められていると感じることが出来ました。

🕊💖希望

林檎様

徳島県BUAISOUさんの感想を有り難うございます。渡邉さんの青色好きから始まった会社なのですね。私もブルーが大好きので、藍色という色合いにとても惹かれます。

ホームページと動画を拝見しましたが藍を育てる所から全てを自分達でされているのが素晴らしい。ホームページからも、ビジネスチャンスについて出会いやご縁を大切にしている姿勢が、春馬さんも更に共感出来たのかな?と思いましたね。林檎さんが挙げて下さったコラムの中の春馬さんの言葉【彼らのように自由に自分達のやりたい事をやりたいようにやっていければ~】この中に全ての願望が凝縮されていました。

ここからは先日、銀座和光で渋沢栄一展に参加するというお話しましたが、選んだテーマが藍染と絣のトークショーでしたのでご紹介します。

関連URLよりご覧ください。

大水綾子さんという方が、藍染と絣の歴史から現在の日本の伝統製品を世界に広げる取り組みなどをお話されました。

大河ドラマ【晴天を衝け】で、和久井さんが着ていた着物を再現した商品などが展示されていました。彼女も海外へ日本の伝統製品を広める活動をされています。

BUAISOUさんや大水さんのように、日本製の信頼性をアピールして世界に発信してくれる事は嬉しいですね。

🐎👠Yokoharuma

皆様

『日本製』を人生のバイブルと、おっしゃる方もいます。藍色は、日本独特の青、ですものね。侘び寂びと同じように、表現するには、感覚、センスが必要というのでしょうか。

難しいですね。

🍎林檎

Yokoharuma様

『日本製』を人生のバイブルと言う方がいらっしゃるのですね。確かに、今の日本の状況を考えると、人生のバイブルと言っても、おかしくないかも知れませんね。

希望さんがご紹介されている、水間先生の「日本製普及チャンネル」を拝聴すると、〝【日本製】と言う言葉の表す意味は凄い!!〟と、仰っていましたよ。

さて、色彩を表す美しい日本語も沢山ありますよね。

薄紅(うすくれない)薄浅葱(うすあさぎ)萌葱(もえぎ)麹塵(きくじん)山藍摺(やまあいずり)などなど。日本語は美しい。

この、BUAISOUの渡邊さんは、とにかく青色が大好きだそうですね。

🐎👠Yokoharuma

林檎様、希望様

薄さ薄浅葱(うすあさぎ)、麹塵(きくじん)、山藍摺(やまあいずり)

耳にしたことのなかった色の名前、ホント日本語は美しいですね。

絣デザイナーの方がいるとは知りませんでした。お若い方で、更に驚きました。

🍎林檎

希望様 皆様

大水綾子さんのブログを拝見しました。

ミャンマーのインレー湖で取れた蓮の糸を使用した織物、アヤアヤストールのお値段にまず、ビックリ‼️

でも、その制作過程のお話を聞いて納得。蓮から作った繊維は、どの糸よりも、繊細で軽く、保湿性があり、虫が着きにくく、夏涼しくて冬暖かい。

また、蓮の糸は、切れやすく織るのがとても大変で、気が遠くなるような作業だとか。

織ることは、何かにとりつかれたかのような「行」の状態になるとの事で、食事から接する人にも気を配り、ネガティブにならないようにしているとか。

古来より、王侯貴族や位の高い僧侶など限られた人が身に纏うものとか。まだこの世に3点しか無いとの事で、¥660.000と言う値段には驚いたものの、このような話を読みながら、ふと、鎌倉彫りの事も頭をよぎりました。(高価という点で)

また、このご時世、生産者の顔が見えるモノづくり、出処が大切と言う言葉に、この方が、「日本製を普及されている」との希望さんの言葉が感じられる文章でした。

19才の頃より22年間も苦行のような気が遠くなる織物をされている事に、驚きと尊敬の気持ちを持ちました。とても高貴な方から頂いたと言うお花が飾られていましたが、このお値段ですから、特別な方々とお付き合いがあるのでしょうね。ジャパンブルーの藍染と蓮の糸との組み合わせが素敵でした。作品にかける意気込みや、製作時のストイックな食事管理などの話は、春馬さんを彷彿とさせるものでした。

希望さん、蓮の糸の織物の話を有難う御座いました。

🕊💖希望

林檎様 皆様

大水綾子さんは東日本大震災の際の宮城県復興プロジェクトにも参加されたようで仙台空港のタペストリー制作動画もありますのでご紹介します。

当時の庶民の日本女性が着ていた絣の着物についても映像があります。

🍎林檎

希望様 皆様

絣デザイナーの大水綾子さん参加の、東北コットンプロジェクトの動画を拝見しました。

完成した作品「cotton in to the dream sky」の見事さ、それに込められた皆様の、復旧ではなく、復興だと言う想いなどに感動しました。

完成までの準備に半年以上かかり、いざ織り始めても、10㎝/dayしか織れない。機械に出来ない事を、芸術家として続けていると言うお話。

そして、何より、江戸時代に普及していた絣の技術、日本人の良さを忘れてはいけないと言う想い。また、原料である、東北の綿づくりの方々との交流。

大水さんは、既に日本の伝統技能の絣デザイナーとして、海外で評価されていると言う事。全ての話に於いて、『日本製』のスピンオフとして立派に成立しますね。

素晴らしい話を見つけて、お知らせ下さり有難う御座います。

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🕊💖希望

林檎様

私も彼女の活動は、日本製を世界に普及させる1人のデザイナーとして素晴らしいと思いました。エルメスを始めとした海外ブランドにも認められているようで、エルメス史上初めてメイドインジャパンの日本の綿を使った商品が販売されたとトークショーで仰ってました。江戸時代に日本女性が着ていた絣の着物は今思えばとても贅沢ですよね。

またひとつ日本の真髄を見たような気がして私も嬉しくなりました。

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GO TRIP! 徳島県藍住町「農園直営 旬感ダイニング アクリエ

🍓strawberry

徳島県[BUAISOUの藍に魅せられて]の感想や情報をありがとうございます。

BUAISOUさんのトレードマークの3頭の象についての意味を知りたくて、過去のインタビュー記事などを探しましたが分かりませんでした。

林檎さんが、タイのエラワンミュージアムの3つの頭の象のエラワンについて書いて下さっていましたね。

エラワンや青色についてなど何か繋がりがあるかを調べてみました。アイラーヴァタは、インド神話に登場する白い象です。インドラ(バラモン教やヒンズー教の神の名称)のヴァーハナ(神の乗り物)です。その名は、「大海から生まれた者」を意味します。

タイでは、エラワンとも呼ばれています。

ヒンズー教のシバ神が青で描かれるようにインドでは、青は神聖な色として扱われることが多いようです。

BUAISOUさんの渡辺さんが、特に青色がお好きなようですね。エラワンなどと何か関係があるのかは分かりませんね。BUAISOUさんに3頭の象の意味を聞いてみたいですね。

BUAISOUさんのホームページや動画を拝見しました。

色々とコラボしたり、海外でワークショップをしたりと意欲的に活動されていて魅力的ですね。

先日、春友さんが、BUAISOUさんの新しいアイテムで、屋久杉のビーズの藍色のブレスレットをしていたので見せてもらいましたが、とても素敵でした。

最近、BUAISOUさんとNIKEとのコラボで、藍染スニーカーがTwitterで話題になっていました。これもとても素敵ですね。

『日本製』のcolumnに書かれている事は、春馬さんの想いがよく分かりますね。BUAISOUさんからパワーや刺激をもらい、海外進出など未来を思い描いていたのではないかと思います。

希望さん、絣デザイナーの大水さんの情報ありがとうございます。

ブログを拝見しました。蓮のストール素敵ですね。大水さんは、以前はよくパリにお仕事で行かれたようですね。コシノジュンコさんと一緒の写真もあるのでおそらくお仕事の関係なのでしょうね。プライベートで旅もされていますね。旅の中から作品へのインスピレーションにも繋がることもありそうですね。

東北コットンプロジェクトのタペストリーの動画を拝見しました。デザインから織るまでに半年もかかると知り驚きました。製作の工程はとても興味深く、素敵なタペストリーの完成に感動しました。素敵な絣デザイナーの大水さんの情報を教えてくださりありがとうございました。

春馬さんが訪れたのではないかと思われる「藍コース」のレストランの情報をお知らせします。藍を練り込んだパンやパスタ、藍のハーブティーありますよ。私の両親の実家が徳島なので、徳島に行く時は、ぜひ藍の料理を食べてみたいです。藍は、食物繊維やミネラルが豊富なようです。また楽しみが増えました。

先程話題にしましたが、NIKEの日本限定の藍染スニーカーの情報を追加します。

BUAISOUさんの事が紹介されています。⇒Nike×BUAISOU​ 春馬さんが『日本製』の取材で訪れたBUAISOUさんが、このように話題になるのはとても嬉しいですね。

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🍎林檎

strawberry様 皆様

BUAISOUさんの感想を有難うございます。

三頭の象のことは、春馬さんに直接関係がないにも関わらず、詳しく調べて下さり有難うございました。エラワンミュージアムの建物内部の天上界が余りにも厳かで、如何にもオリエンタル美術の美しさに溢れ、ブルーの本堂が素敵でした。

そして、食用藍の【農園直営旬感ダイニングアクリエ】のご紹介を有難うございます。

藍の効能が、ピロリ菌に対する抗菌作用まであるとは。大々的に売り出すと、ヒットしそうですが、恐らく食用藍の栽培はコストがかかるのでしょうね。まあ、徳島を訪れた時の、名品として存続して欲しいものですね。

春友さんが、BUAISOUさんの新しいアイテムで屋久杉のビーズお洒落ですね。

BUAISOUさんとNIKEとのコラボで藍染スニーカーが、8月31日に発売されるとか。ファッションには詳しくありませんが、こなれた感じ(抜け感)が良い風合いになっているようで、履きこなすには、お洒落上級者向けかなあと。でも、色々と挑戦されていて素敵ですね。情報を有難うございました。春馬さんの『日本製』を掘り下げると、様々な副産物があり楽しくなりますね。

🕊💖希望

皆様

2022年1月取材

徳島県BUAISOUさんの銀座松屋さんでのイベントに行ってきましたので、写真でご紹介します。

藍染の解剖展・BUAISOUの仕事 

徳島県BUAISOUの藍染の解剖展ですが①〜⑭まで順番に説明がされていて、藍染の流れが解るようになっていました。作業用の木具も展示してありました。

『日本製』に掲載された職人の皆様の活躍が本当に嬉しく思いました。

きっと春馬さんも喜んでいる事でしょう。

撮影:希望さん

🍎林檎

希望様

藍染の解剖展というだけあり、作業工程、材料の説明などもポスターで分かり易く説明して下さっているのですね。

春馬さんが2017年にBUAISOUさんを訪ねたときのメンバーは4人でしたね。5年の時を経て、渡邊さんと三浦さんは抜けて、代わりに新メンバーが4人増え、6人の名前が連なっていますね。西本京子さんという女性メンバーも加わったのですね。活動に共感して、人が集まるということは嬉しいですね。家に居ながら、BUAISOUさんの展示会を覗けて、とても有り難いです。BUAISOUさんの後日談を、お知らせ下さり嬉しい限りです。

お忙しい中、わざわざ足をお運び頂き感謝申し上げます。春馬さんが取材した47都道府県の場所や所縁ある人々が、いつまでも活躍される事を願って止みません。

★なお、希望さんは、藍染の工程を①~⑭まで全て撮影して下さいましたが、細かな文字のため、大変残念ですが、こちらへの掲載は泣く泣く断念しました。

代わりに工程の雰囲気が伝わるように、関連URLから写真を掲載させて頂いています。

取材記者の希望さん、お疲れ様でした。そして有難うございました。

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次回訪問先は、愛媛県

今治タオルというブランディングです。

お楽しみに。

© 2022  三浦春馬『日本製』対談・考察 Wix.comを使って作成されました           E-mail:hm.nihonsei@gmail.com

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