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【対談・考察】

🍎林檎

+act 2018年12月号掲載 【江差追分の歴史を見つめて】

~うたは歴史を照らし、人を導いてくれる~

江差追分会のHPをご覧ください。

江差追分の歌い手、青坂満氏の言葉で下記の何とも印象的な文章があります。

「江差追分がこれだけ広く愛されるのは、日本人の心の奥に共鳴する響きがあるからでしょうか。労働や生活、そして人の情愛の哀感も厳しさも美しさもすべて唄に織り込まれています。子守歌のように育ちましたが、唄えば唄うほど奥深く、死ぬまで極められないでしょうね。」

ページトップの『江差追分物語』と『【公式】江差追分PR動画 青坂満氏』、この二つをご覧頂ければ、江差追分のアウトラインはつかめるのではと思いました。

『江差追分物語』は、貴重な写真も数多く残されていて当時の様子が分かります。

青森県・ねぷた祭りもそうでしたが、第二次世界大戦時は江差追分の普及も途切れます。

しかし、富山県出身で北海道の小樽商高の学生だった牧野顕吉さんが、特攻隊の学徒出陣時、「~♪けぶる渚に、陽はたそがれて、沖に江差の灯がともる♪~と江差追分を朗々と唄って飛び立っていった。」という話が、昭和19年全国にラジオ放送され、生死を超えて、人々の心を捉えるほどの想いが込められているということで話題になったとの事。

『江差追分のPR動画 青坂満』は他にもありますが、なんといってもこの方の唄声を聴いていると、心に染み入るものがあり、一度聴いたら忘れられないとでも言いましょうか?そんな気持ちになります。

春馬さんが、江差追分の歴史について取材して下さったお陰で、私は江差追分について知る機会を頂きました。

そして、江差追分の魅力を知ることが出来ました。本当に感謝しています。

『江差追分 青坂満』の動画のコメント欄には、Smileなおさんという方が以下のようなコメントを残していらっしゃいます。

「三浦春馬君の本を読んで聴きに来ました。体全身がぶるってするぐらい心地よく聴けました。なんだろ?不思議。とっても穏やかな気持ちになれました。初めて聞きました。」

★函館新聞 7月14日付

江差町名誉町民で江差追分会名誉師匠の青坂満さんが2020年7月14日、急性心不全のため、ご逝去されています。88歳でした。 1931年江差町生まれ。

春馬さんが取材したのは、道立150周年目で、北海道文化発祥の地の江差を訪れたことに感慨深い想いを抱いていたようですね。

かもめ島

江差の港を守る堤防の役割を果たしている、かもめが羽を広げているように見える

かもめの羽の付け根あたりに立つ「江差追分節記念碑」の手前に「幸せになる鐘」と記されたスポット。

春馬さんは、「もう十分幸せだよ(笑)」といいながらも、鐘を大きくひとつ鳴らした。

春馬さんはずっと大変だったと思います。しかし、弱音は吐きませんし、いつも謙虚な方でした。この頃は、契約更新の件や長年連れ添ったマネージャーさんとの別れなど、激動の頃だったと思われます。

 

相変わらず、芸能における天賦の才を発揮する春馬さん。

江差追分のノーブレスで歌いきる発声をすぐに会得し、また、アイヌの楽器『ムックリ』も筋の良さを褒められる。帰りに道の駅で、北海道の新鮮な旬の野菜を大量に買い込む28才男子というコメントが春馬さんらしくて、ほっこりしました。

日本製-column-では、音楽について感想を語る春馬さん。

民謡は日本のフォークソングであり、仕事の歌であったり、戦で仲間を鼓舞するものであったり、山道を歩く時の獣や山賊を避けるものだったりと。時代と共に歌の役割が変わる事の面白さを感じたと。流石に芸の世界で生きているだけあり、考察が鋭いと感じました。

イギリスの音楽祭のフォークソングソロ部門で優勝した、木村香澄さんのブログでも

春馬さんについて触れられていました。

出典:三浦春馬&STAFF INFO +act連載『日本製』第 37 回 [北海道]

🕊💖希望

林檎様、皆様

北海道 江差追分の感想を有り難うございます。

日本各地に様々な民謡があるのでしょうが、江差追分の動画を拝見しましたら独特な節回しというのでしょうか?

とても耳に残る特徴的な唄い方で心に響いてきますね。

江差追分はニシン漁に沸く港町で歌い継がれてきた古謡との事で漁師達や港湾職人を鼓舞する為の労働歌とありました。

春馬さんは勘の良さからすぐに特徴を掴んでいたようですね。流石です。

今回は北海道の民謡ですが、世界各国にも独自の民謡が歌い継がれて来ていますよね。

私はイタリアが好きでカンツォーネを習っていた事があります。

例えば【サンタ・ルチア】はナポリの船頭達によって歌われてきた伝統的なナポリ民謡ですし、私が大好きな【オー・ソレ・ミオ】も、ナポリで生まれたカンツォーネです。

各国に愛されている民謡があり、長い歴史を経ても伝統文化継承されているのですよね。

世界の民謡・童謡のサイトには私が好きなイタリア民謡だけでなく日本や世界各国の民謡や童謡が紹介されていて面白いです。お時間ある時に、ご覧下さい。

🕊💖希望

林檎様

私もグリーンスリーブスという曲が好きです。とても癒やされますよね。

スコットランド民謡のオールド・ラング・サインは私達にも馴染みのある【蛍の光】という曲ですし、知らない内に世界の民謡も我々にとっても身近な存在になっていますね。

私も春馬さんお陰で様々な事を学ぶ事が出来ました。

🍓strawberry

林檎様、希望様、皆様

北海道[江差追分の歴史を見つめて]の感想をありがとうございます。

江差追分は、鎮魂歌であり、命の歌として歌われているとのこと。

長い歴史があり、伝統を繋いできているのですね。幼稚園や保育園、学校などで教えていて素晴らしいですね。

江差追分の動画を拝見しました。尺八や三味線の音色、「ソイ、ソーイッ」の掛け声、独特の節回しが印象的で、とても心に染みます。

春馬さんも江差追分に挑戦していましたが、すぐにコツをつかんで流石ですね。春馬さんの江差追分を聴きたかったですね。素敵でしょうね。

江差の長い歴史と風土の中で、幾多の変遷を経ながら、この地に根付き、育まれた江差追分。いつの頃からか日本人の心の奥に共感を呼び起こす唄として全国に広まったそうですね。
現在、海外に5支部あります。ブラジル、ハワイ、ロサンゼルス、サクラメント、サンフランシスコです。総支部149支部で、三千人の追分人口を抱える世界に誇れる伝統文化と呼ばれるようになりました。(2020年3月31日時点の情報)

海外で最も熱心な活動はブラジルのようです。江差追分が世界へと広がるのは嬉しいですね。

-column-で、春馬さんが江差追分を歌ってみて、「この歌い方は声帯を疲労させない、声をつぶさない歌い方だなと感じました。」とあります。春馬さんは、ボイストレーニングをされているので、専門的な部分の知識もあり感じとれたのでしょうね。

世界の民謡・童謡のサイトを拝見しました。

希望さんは、イタリアがお好きでカンツォーネを習っていたのですね。素敵ですね!!

サンタ・ルチアは、船頭が歌っていたのですね。歌詞も分かり嬉しいです。

オー・ソレ・ミオのパヴァロッティの曲を聴いていたら、トリノオリンピックの開会式で、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」の曲に感動したことを思い出しました。

大好きな曲です。トリノオリンピックで、荒川静香さんが金メダルを獲得した時のフリープログラムの曲なので印象深いです。アイスショーで、荒川静香さんのトゥーランドットの演技は何度も観ています。素敵なサイトの紹介をありがとうございました。

🍎林檎

strawberry様 皆様

いつも、プラスアクトの追加お写真の掲載を有り難う御座います。

お陰さまで、春馬さんの別な写真を見ることが出来て幸せです。
江差追分は、海外に5支部もあるのですね。知りませんでした。
ブラジルで最も熱心な活動がなされているようですが、やはり日系の方の人口が多い事と関係があるのでしょうね。北海道の歴史は浅いですが、他にも見るべき場所はあったと思うのです。

でも、春馬さんの中では、野田秀樹さん監修の(東京オリンピック•パラリンピックに向けたリーディングプロジェクトで、北のアイヌと南の琉球の舞踊や歌のコラボ)企画に関心がおありで、やはり2019年で登場する、沖縄県も歌劇の取材になっていますね。

『日本製』の中でも春馬さんが話していますが、民謡「江差追分」の取材は、初舞台【星の大地に降る涙】の影響もあったと。「和人と蝦夷ヶ島の先住民族(タバラ族という架空の民族)のお話をやらせてもらったこともあって、自分が先頭に立って学ばせてもらえるこの連載を通して、なんらかの形でアイヌの文化に触れられないかとも考えていました。」とのこと。追分踊りの踊り手の衣装はアイヌ文様が施されているのですよね。春馬さんは本当に勉強家だと思います。

皆さんはご存知でしょうが、関連URLにあげた三浦春馬の初舞台作品詳細!「星の大地に降る涙では、あらすじがわかりますよ。

結局、東京オリンピックでは、野田秀樹さん企画案も拝見出来ませんでしたね。

閉会式で、かろうじて各地域に伝わる民謡がスクリーンの中で披露されましたが。

でも、春馬さんやstrawberryさん、希望さんのお陰で、全く関心のなかった江差追分や世界の民謡なども知ることが出来ました。

因みに、前回〝黒猫のタンゴ〟は、イタリア民謡とお話をしましたが、〝カエルの歌〟はドイツ民謡との事。それを知った時は驚きでした。

お陰さまで『日本製』を通して色々雑学が増えますね。

【後日談】

 

🍎林檎

詳細は、文化庁の『江差の五月は江戸にもない|日本遺産ポータルサイト』をご覧頂くとわかります。

この新聞の記事によると、北海道の日本遺産「江差の五月は江戸にもない」の構成文化財の一つかもめ島は、2017年に一度日本遺産として認定されましたが、有識者会議から掲げたストーリーのビジョンと実現に向けた事業との関係が不明確で、民間事業者との連携も不測しているなどの指摘があったとのこと。

町は再認定を目指す考えで、照井誉之介町長は「文化庁の判断を真摯に受け止め、より一層『ニシンの繁栄が息づく町』を題材にまちづくりを進めたいと話している。」とあり、春馬さんを江差追分会館で案内して下さった町長さんのお名前を見つけ、何だか親近感がわきました。

今まで、再審査で認定が取り消しになった事はないそうですが、日本遺産の継続が叶いますよう願ってやみません。

🍎林檎

strawberry様 皆様

いつも、プラスアクトの追加お写真の掲載を有り難う御座います。

お陰さまで、春馬さんの別な写真を見ることが出来て幸せです。
江差追分は海外に5支部もあるのですね。知りませんでした。
ブラジルで最も熱心な活動がなされているようですが、やはり日系の方の人口が多い事と関係があるのでしょうね。

北海道の歴史は浅いですが、他にも見るべき場所はあったと思うのです。

でも、春馬さんの中では、野田秀樹さん監修の(東京オリンピック•パラリンピックに向けたリーディングプロジェクトで、北のアイヌと南の琉球の舞踊や歌のコラボ)企画に関心がおありで、やはり2019年で登場する、沖縄県も歌劇の取材になっていますね。

『日本製』の中でも春馬さんが話していますが、民謡「江差追分」の取材は、初舞台【星の大地に降る涙】の影響もあったと。〝和人と蝦夷ヶ島の先住民族(タバラ族という架空の民族)のお話をやらせてもらったこともあって、自分が先頭に立って学ばせてもらえるこの連載を通して、なんらかの形でアイヌの文化に触れられないかとも考えていました。〟とのこと。

追分踊りの踊り手の衣装はアイヌ文様が施されているのですよね。

春馬さんは本当に勉強家だと思います。

皆さんはご存知でしょうが、関連URLにあげた三浦春馬の初舞台作品詳細!「星の大地に降る涙では、あらすじがわかりますよ。

結局、東京オリンピックでは、野田秀樹さん企画案も拝見出来ませんでしたね。

閉会式で、かろうじて各地域に伝わる民謡がスクリーンの中で披露されましたが。

でも、春馬さんやStrawberryさん、希望さんのお陰で、全く関心のなかった江差追分や世界の民謡なども知ることが出来ました。

因みに、前回『黒猫のタンゴ』は、イタリア民謡とお話をしましたが、『カエルの歌』は、ドイツ民謡との事。それを知った時は驚きでした。お陰さまで『日本製』を通して色々雑学が増えますね。

次回訪問先は、福島県

米の最高峰・天栄米農家を訪ねて です。

お楽しみに。

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